■カイロプラクティック
カイロプラクティック療法は薬物や外科手術などで 症状を抑えるのではなく からだ本来の正常な骨格、神経の流れに戻し自然 治癒力を高め症状を改善する治療法です。
■整体
整体の起源は、日本武術の柔術、柔道、骨法等に 伝わる手技療法で、中国医学の手技療法や、大正時代 にアメリカから日本に伝わったカイロプラクティックや オステオパシーなどの欧米伝来の手技療法などの様々な 治療法が取り入れられ、独自の工夫などを加えできた治療法です。
膝は大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(膝のお皿)の3つの骨から構成されていています。大腿骨と脛骨の端は弾力性のある軟骨という部分で覆われ、骨と骨が直接ぶつからないようになっているほか、間には「半月板」というクッションの働きをする軟骨もあり、膝への衝撃を吸収する役目を果たしています。また膝周りには主に4本の靭帯で補強されていて、複雑な構造をしている関節です。
膝の問題は主に膝の痛みと膝に水がたまるという症状です。痛む場所としては膝の内側が痛いという方が圧倒的に多いですが、痛みの出方は様々で、動かし始めが痛い、曲げる時が痛い、歩いていると強い痛みが突然びびっと走る、など症状の出方はいろいろです。
痛みが出た時点で適切な治療をしていかないとだんだんと膝が曲がりにくくなるなど慢性化することが多く、時々だった痛みが常に痛むようになったり、以前はできた正座ができなくなるなど症状は進行します。正座が出来なくなるまで症状が進んでしまうと治すのに非常に時間がかかり、治りにくくなります。
もうひとつの膝に水がたまるという問題ですが、膝にはもともと潤滑油の働きとして関節液というものがあり、関節にとって必要なものです。膝に水がたまるという状態はこの関節液が正常時よりに多く分泌されてしまい、関節包に余計にたまってしまっているという状態です。ここに水がたまると足は腫れぼったくなり、膝が曲げにくく、痛みを伴います。
膝の痛みの予防と治療
○カイロプラクティック治療
腰椎、骨盤、膝関節の不整列を矯正することにより、患側の膝に負担がかからなくなります。つまり、両足均等に、また足の裏全体にバランス良く体重が分散して立てるような脊椎構造に矯正するのです。また、脊椎矯正により血液循環が改善され、細胞に充分な栄養分を供給できるようになり、滑膜や軟骨の修復を助け、回復を早くすることができます。
○栄養療法
修復を要する滑膜や軟骨の細胞は、より多くの栄養分や活性物質を必要としますので、タンパク質、ビタミン、ミネラルを多く含んだ物を摂るように、日常の食事に気を付けることと、栄養補助食品を積極的に取り入れることで、より早期の回復と予防に努めます。
○自己管理
一度でも膝を痛めたことのある方は、重い荷物を持たない、体重を減らす、膝を冷やさない、激しい運動はしないなどの自己管理が必要です。膝を軽く動かすだけでも関節液は軟骨に栄養分を供給しやすくなりますので、適度な運動を継続して行うことも大切です。
2019/6/25 更新